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将棋の話題 第十局 |
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第69期将棋名人戦七番勝負
第1局 補足 |
前回の「将棋の話題 第九局」で下図の局面から△5五桂▲7二と△5四歩▲6一金と進み、「苦しいながらもまだまだ後手が頑張れる展開になっていたのではないだろうか」と書いた。
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75手目▲3一竜まで |
だが△5五桂にはすぐに▲6一金と打つ変化もあり、なかなか後手が劣勢を挽回するのは難しいようだ。△5五桂▲6一金△4一金▲6二金△同玉▲4一竜△4七桂成▲同金△7三玉▲7六桂の変化(下図)も考えられる。劣勢のまま終盤に突入するとますます評価値は下がって行ってしまう。
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変化図は▲7六桂まで |
上図の局面を検討すると後手の評価値は-1756。最善の手を尽くしても評価値はどんどん下がって行ってしまうのだ。
[-1756]
△8四桂打▲4二龍(41)△7六桂(84)▲7二龍(42)△6四玉(73)▲7六銀(77)△5六桂打▲同歩(57)△7三金打▲3二龍(72)△2三角打▲8二龍(32)△7五歩打▲3六金(47)△4九銀打▲4八玉(58) |
2011/04/09 |
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