|
 |
|
|
|
あなたの棋譜を解析してみよう |
1.棋譜を解析してみよう。 |
あなたの棋譜を解析すると、どのあたりで形勢が良くなったのかとか、どのあたりで形勢が悪くなったのかとか、おおまかな形勢判断をしてくれるので大変参考になります。CSA/KIF/KI2形式の棋譜ならいちいち棋譜を入力しなくても貼りつけることができます。試しに2007年3月21日、大和証券杯特別対局、渡辺明竜王vsボナンザの棋譜を解析してみましょう。下記のページに棋譜がありますので赤い丸の中「棋譜の書き出し」CSA形式をクリックします。
2007-03-21 大和証券杯bonanza vs. 渡辺明 大和証券杯
https://shogidb2.com/games/1c87f55572fb51bcd3856b8e7aad650657498a8c |
 |
スクロールバーの付いたウィンドウが開きますので中心部を右クリックし「すべて選択(A)」をクリックします。青くなったところを再び右クリックしてコピーします。 |
 |
マイボナを起動し先ほどコピーした棋譜を貼り付けたら、先手も後手も「Bonanza」に設定します。[対局]→[棋譜解析]メニューをクリックすると解析を開始します。制限時間を大きくすると解析に時間がかかるので、10~30秒程度に設定するのが良いでしょう。高段者は時間をかけてしっかり解析させましょう。スコアは右下にスコアグラフとして表示されるので形勢がどのように変化したのかが良くわかります。 |
 |
ただしボナンザはアマトップレベルの実力を持っているとはいえ決して完全ではありません。実際この竜王との対戦でもボナンザは形勢判断を間違えていました。もしボナンザが89手目2四歩ではなく2七香と指していたらボナンザに勝ちがありました。しかしさすがにトッププロ。竜王の読みの方が上回っていました。ボナンザが89手目2四歩と指した瞬間、ボナンザは負けていたのです。竜王はそれを完全に読み切っていました。そのあたりの事は竜王のブログにも詳しく載っています。89手目以降しばらくボナンザは自分の方が優勢だと判断を下しますが、指し手が進むにすれ自分の劣勢に気が付きます。そしてグラフは大きく下に振れて投了となります。 |
2.「将棋所」でも解析してみよう |
「将棋所」にも2012/01/14にリリースされた「将棋所2.5.0」から棋譜解析機能が追加されました。
棋譜が表示されている状態で「対局」メニューから「棋譜解析...」を選ぶと、棋譜解析ダイアログが表示されます。 |

↓
 |
棋譜解析に使用するエンジンとハッシュメモリの量、さらに1手あたりの思考時間を設定できます。マイボナと異なり「将棋所」ではApery、「技巧2」など色々なエンジンが選択できます。OKボタンを押すと開始局面から棋譜解析を開始します。その内容は棋譜解析結果ウィンドウに表示されます。 |
 |
前のページ 次のページ |
|