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最近の主流 やねうら王+評価関数 |
1.あのponanzaを引退に追いやったソフトは? |
昨年、あのponanzaが「世界コンピュータ将棋選手権」においては「elmo」に、「将棋電王トーナメント」においては「平成将棋合戦ぽんぽこ」に王座を明け渡し、ついには引退にまで追い込まれた。「elmo」も「平成将棋合戦ぽんぽこ」もともに「やねうら王」エンジンに独自の評価関数を搭載した物であった。 |
2.まずは「やねうら王」エンジンをダウンロードしよう |
下記アドレスGitHub「やねうら王」 さんのページを開きます。ページが開いたら赤の楕円で囲った所をクリックして「やねうら王」エンジンをデスクトップにでもダウンロードしておきます。最新のものは「やねうら王
KPPT型評価関数ビルド V4.80」です。
ダウンロードした「YaneuraOu-2018-Otafuku-KPPT_V480.zip」は圧縮ファイルなので必ず展開(解凍)してください。展開(解凍)したらもう「YaneuraOu-2018-Otafuku-KPPT_V480.zip」
は削除してもかまいません。ついでに同じページの一番下の方にある「やねうら王
定跡ファイル詰め合わせ」も併せてダウンロード、展開(解凍)しておきましょう。
GitHub「やねうら王」さんのページ
https://github.com/yaneurao/YaneuraOu/releases |
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3.「elmo」と「平成将棋合戦ぽんぽこ」の評価関数をダウンロードしよう |
今度は「elmo」の評価関数をダウンロードします。下記のアドレスをクリックして『コンピュータ将棋ソフト「elmo」導入方法』のページを開いて赤い楕円で囲んだ「elmoの評価関数と定跡ファイルを取得します」をクリックします。新しいページに進むので右上の↓矢印をクリックして「elmo.shogi.zip」をとりあえずデスクトップにでも保存し展開(解凍)しておきます。
コンピュータ将棋ソフト「elmo」導入方法
https://mk-takizawa.github.io/elmo/howtouse_elmo.html |
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今度は「平成将棋合戦ぽんぽこ」の評価関数をダウンロードします。下記アドレスをクリックしGitHub「スタジオ・タヌキ」さんのページを開きます。赤い楕円で囲んだ「tanuki-sdt5-2017-11-16.7z
」をクリックしファイルをとりあえずデスクトップにでも保存し展開(解凍)しておきます。
GitHub「スタジオ・タヌキ」さんのページ
https://github.com/nodchip/hakubishin-/releases |
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4.さあ「やねうら王」エンジンに「elmo」「平成将棋合戦ぽんぽこ」の評価関数を搭載しよう |
初めにフォルダーを作ります。デスクトップの何もない空間を右クリックして「新規作成(X)」→「フォルダー(F)」と進み、「elmo.shogi」と「平成将棋合戦ぽんぽこ」というフォルダーを作ってください。今作ったばかりのフォルダーをクリックすると中身は空っぽですが、その空っぽの空間を右クリックして「book」と「eval」というフォルダーを作ります。「book」のフォルダーには後で定跡のデータベースファイルを入れます。「eval」のフォルダーには後から評価関数ファイルを入れます。 |
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メモ帳を開きます。将棋所でエンジンを登録するとき、エンジンを識別するために、ソフトの名前と開発者名を入力します。入力したらファイル名を「engine_name.txt」として「elmo.shogi」と「平成将棋合戦ぽんぽこ」のそれぞれのフォルダーに保存します。 |
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「eval」フォルダーには評価関数を入れます。さきほどダウンロードした「elmo.shogi.zip」を展開(解凍)したフォルダーの中にBINファイル(拡張子.bin)がありますのでその三つのファイルを上図「elmo.shogi」の「eval」フォルダーに入れます。
「book」フォルダーには定跡データベースファイルを入れます。同じようにデータベースファイル「standard_book.db」がありますのでそのファイルを上図「elmo.shogi」の「book」フォルダーに入れます。 |
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今度はさきほどダウンロードした「平成将棋合戦ぽんぽこ」の「tanuki-sdt5-2017-11-16.7z」を展開(解凍)したフォルダーの中にBINファイル(拡張子.bin)がありますのでその三つのファイルを上図「平成将棋合戦ぽんぽこ」の「eval」フォルダーに入れます。
「book」フォルダーには定跡データベースファイルを入れます。同じようにふたつのデータベースファイルがありますのでそのファイルを上図「平成将棋合戦ぽんぽこ」の「book」フォルダーに入れます。 |
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最後にさきほどダウンロードした「やねうら王」エンジンの「YaneuraOu-2018-Otafuku-KPPT_V480.zip」ファイルを展開(解凍)したフォルダーの中にある10個のファイルを「elmo.shogi」と「平成将棋合戦ぽんぽこ」のフォルダーに入れて完成させます。この10個のファイルのうち実際に使うのは二つくらいです。 |
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完成したイメージは下図のようになります。 |
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YaneuraOu-2018-Otafuku.exe : やねうら王2018 Otafuku本体
YaneuraOu-2018-Otafuku_ja.txt : これを用いると思考エンジンの設定項目の表示が日本語化される |
5.「将棋所」のエンジンに「elmo.shogi」と「平成将棋合戦ぽんぽこ」を追加しよう |
「対局」メニューから「エンジン管理...」を選ぶと、エンジン管理ダイアログが表示されます。「追加...」ボタンを押してエンジンを追加します。とりあえずは「YaneuraOu-2018-Otafuku.exe」を追加しましょう。登録が完了すると、先ほど作った「engine_name.txt」のおかげで「elmo」や「平成将棋合戦ぽんぽこ」という名前が出てきます。「engine_name.txt」が無いと何の評価関数を使っているのか表示されません。またfloodgateで戦わせる時、この「engine_name.txt」を書き換える事でソフト名の偽装ができます。
エンジンの設定は各評価関数の開発者の解説に従って細かく設定してください。特に定跡データベースファイルは何を使うのが良いのかには十分注意してください。 |
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6.「apery」の評価関数を「やねうら王」エンジンに搭載してみよう |
「apery」の評価関数も「やねうら王」エンジンに搭載できます。下記のアドレスをクリックしてaperyの開発者、平岡拓也さんのツイッターを開きます。赤の楕円で囲った所をクリックして行き圧縮ファイル「apery_sdt5_eval_twig_format.zip」をデスクトップにでもダウンロードしてから展開(解凍)します。
平岡拓也さんのツイッター
https://twitter.com/HiraokaTakuya/status/929926596709965824 |
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ダウンロードした圧縮ファイル「apery_sdt5_eval_twig_format.zip」を展開(解凍)したフォルダーの中に三つのBINファイル(拡張子.bin)が見つかると思いますので、上記の「elmo.shogi」と「平成将棋合戦ぽんぽこ」の評価関数を「やねうら王」エンジンに搭載した時の要領でシステムを完成させて下さい。メモ帳で自由に評価関数の名前を付けて「engine_name.txt」ファイルで保存するのもお忘れなく。データベースファイルも最適な物をご自分で探してください。
以上で紹介した評価関数以外にも「やねうら王」エンジンに搭載できる物が数多くあります。「野生の読み太」や「Qhapaq_conflated」など。またそれから派生した「yaselmo」や「apery-qhapaq」のように複数の評価関数をブレンドミックスして強くなった物まで生まれ出し始めました。もうこうなって来るとここのページでは紹介し切れないのでこの辺りにしておきます。
「qhapaq’s diary 」
「Qhapaq_conflatedの評価関数と定跡を公開しました 」
http://qhapaq.hatenablog.com/entry/2017/11/24/005749
「apery-qhapaq評価関数(apery sdt5比でR+50くらい?)を公開します」
http://qhapaq.hatenablog.com/entry/2017/11/28/195426
「読み太の評価関数(野生)」
http://ii.ttlv.jp/learn_yomita.html
「yaselmo評価関数」
http://ii.ttlv.jp/yaselmo.html |
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